2015年5月27日水曜日

レゴマインドストーム RCXの制約とお勧め書籍

レゴマインドストーム RCX をヤフオクで落札し、息子にプレゼントしたものの、、、

ソフトウェアがWindows7では動かない。そりゃそうか、Windows98 とかの時代ですからね。

しかしWindows XPで動くらしい。
私はXPでしか動かないソフトのためにXPのノートPCを1台確保していたため、インストールして動かすことができました。

というわけで、WindowsXPが動いているPCを用意出来ない場合はRCXに手を出してはいけません。。。(パーツ取り用なら良いのですが、、)

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後日記:
あとでわかったのですが、どうやら通常XPでも動作しないようです。(私はたまたま動いた?)
XPで赤外線通信用のUSBタワーを接続してフリーズする場合の対応方法を追記しておきます。同様の症状がある方はそちらを参照ください。

RCX (RIS) の irTower (USB tower) を XP につなぐとフリーズする問題
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ゴム系パーツに経年劣化があります。

一部のタイヤがベタベタしますが、これは致命的な影響ではないので目をつぶるとして。。
問題はケーブル類です。これがひどい、RCX本体とモーターやセンサーを接続するケーブルがベタベタ、ボロボロ、、
ケーブルの被膜がはがれ落ちていて内部のワイヤーがむき出しになってしまっています。
おそらく現時点(2015年)RCXのケーブルはすべて同様な状態かと思います。

ベタベタが我慢しても、ワイヤーがむき出しである以上動かしている内にショートする危険があります。




上の写真左2本が入手時点のケーブルの状態。ワイヤーがむき出しになっています。

このまま使用することはできないため、いろいろ考えた結果グルーガンを使ってケーブルの被膜代わりにしてみました。(中央の2本)

右2本は最終的にケーブルそのものを入れ替えたものです。

方法は後日また書きたいと思います。

この時点では、とりあえず外見はともかくグルーガンでショート防止策を施して使用することにしました。


使えるようにはなったものの、レゴとして動くものを作るのって結構難しいのですね。(あたりまえだけど、、)


RCXに付属しているソフトウェアはトレーニングとしていくつかのロボットの作り方が紹介されているので、子供と一緒に組み立てて遊んでいます。


その他参考にするため、何冊か書籍を探して購入しましたので、ご紹介。


RCXの書籍は手に入れておかないと在庫が無くなったらおしまいと思い何冊かまとめ買い。

1:LEGO MINDSTORMSパーフェクトガイド (RCX 1.0)
2:LEGO MindStormsマスターへの道 (RCX 1.0)
3:Jin SatoのLEGO MindStorms鉄人テクニック (RCX 1.0)
4:Joe NagataのLEGO MINDSTORMSロボット入門  (RCX 2.0)




1) 結構マニアック
2) レゴの組み方として面白く見ることができますが、NQCというプログラム言語を使っているなど上級者向けです。
3)レゴの組み方は1,2より細かく記載してあります。ソフトウェアはNQCやSpirit.ocxなど上級者向けです。
4)ソフトウェアはRCX 2.0に付属のソフトを使用しており、サンプルとしては良いかと思います。

上記4冊の中のお勧め順としては 4->3->2->1 となります。

下記3冊は基本英語ですが、絵や写真がメインなので英語解らなくてもOKだと思います。

5:Lego Crazy Action Contraptions (英語)
6:The LEGO Technic Idea Book: Simple Machines (英語)
7:The LEGO Technic Idea Book: Fantastic Contraptions (英語)


5) マインドストームで遊ぶ基礎として、ギヤの使い方を学ぶのにとても良い教材。必要なパーツ入りで、すぐに遊べます。マインドストームとは関係なくお勧めですが、単純過ぎるかも。

6) こちらも基本的なギヤやビーム、軸などの様々な組み合わせサンプルを見ることができます。他の書籍等である程度サンプルをこなした後、いざ自分で組み合わせを考えるときにとても役立ちそうです。(我が家はまだたどり着いていませんが。。)


7) Simple Machines の後続書籍、RCXやNXTのモーターを1個使った作品例が多く掲載されています。これも激しくお勧め。(今は眺めているだけですが、、早くたどり着きたい!)

順不同でいろいろ書きましたが、初めてレゴマインドストームに触るなら 5 -> 6 -> 7 -> 4の順がお勧めという感じです。







お気に入りのLEDライトとディフューザー

最近LEDにはまりました。立て続けにLEDをAmazonでポチポチと。。。(妻とは視線を合わせることができません。。)

1:CREE 400LM ポーチサイズ フォーカスコントロールタイプ
 (単3x1:400ルーメン相当)¥1,280-
2:ThruNite スルーナイト Ti3 (単4x1:Max 120ルーメン)¥1,998-
3:ThruNite スルーナイト Ti  (単4x1:Max 162ルーメン)¥3,558-
4:FENIX LD12 ブラック (単3x1:Max 125ルーメン)¥5,220-
5:ThruNite TN4A (単3x4:Max 1,150ルーメン)¥6,696-
(価格は私が購入した時の時価ですので、変わっているかも。)

ルーメンがどうのとか、集光率がどうのとかいまいちわかりません。
実直に気に入ったかどうかだけ記録しときます。


1:CREE 400LM ポーチサイズ フォーカスコントロールタイプ
 (単3x1:Max400ルーメン)
これはもう論外、典型的な安物買いの銭失い。「400ルーメン相当」ってなんだって感じです。メーカー名も型番も不明でAmazonの商品説明が異様なまでに長い。。無かったことにすることにします(笑)
こんな形です。ご参考まで。名前や色など変えて600円から1,000円ちょいくらいの間で販売されているようです。
価格相応といえば相応かも。私が求めていた物ではなかったということです。



ここはあえてAmazonのリンクは張りません(笑)。


2:ThruNite スルーナイト Ti3 (単4x1:Max 120ルーメン)
単4  1本で明るいLEDライトを探しました。良いLEDライトだと思います。でももっと明るいTiを見つけてそちらに乗り換えてしまいました。(下記参照)
今は息子へのお下がりと相成りました。
対価格帯として携行するLEDライトとして必要十分だと思います。





下の3本は今のお気に入りです。
3:ThruNite スルーナイト Ti  (単4x1:Max 162ルーメン)
4:FENIX LD12 ブラック (単3x1:Max 125ルーメン)
5:ThruNite TN4A (単3x4:Max 1,150ルーメン)



下写真の左から3,4,5

選んだ基準は
a) 入手しやすい電池を使っている
b) 電池は単3,単4 1本使用するものでトップクラスの明るさを1本ずつ
c) 激明るく、かつ重すぎない

a) の条件を満たしつつ、
b) の基準で ThruNite スルーナイト Ti 、FENIX LD12 ブラック 
c) の基準で ThruNite TN4A
の3本をチョイス。



LEDライトの間にある乳白色の怪しげな物体はデフューザー(光の拡散アタッチメント)
これが意外に便利。

1:FENIX AOD-S ホワイト ¥1,380- (写真左)

2:FENIX AOD-M Diffusers Tip  ¥980- (写真右)




キャンプする人には「懐中電灯がランタンになる」と言えばわかりやすいでしょう。
要は遠くを明るく照らす懐中電灯の上にかぶせて、手元を明るくするものです。

使うとこんな感じ。
このデフューザーがない場合は天井や壁を照らして反射光で似た効果を得るのだけど、効率悪すぎて、、、
お気に入りのLEDライトを見つけたら対応するデフューザーも入手しておくことをお勧めします。


でも星の数ほどあるLEDライトそれぞれに専用品があるわけではなく、ちょっと口径が大きめのデフューザー購入して、グリグリ押し込む感じで装着します。
上の写真中央のFENIX LD12とFENIX AOD-S の組み合わせを見て頂くとわかりますが、デフューザー中央当たりまでLEDライトを押し込んでいる事が解ります。(実はライトとディフューザーの相性は手にするまで不明だったりします。)

お気づきの人もいるかもしれませんが、上の写真一番奥のTN4A FENIX AOD-M の組み合わせは、、、
LEDライトの外径とデフューザーの外径が一致してしまいました。。。つまりデフューザーLEDライトにはめることができない。。。ううう。。。
他のブログでこのTN4A と同様の口径のLEDライト用として使用しているとか書き込みあったから買ったのに。。。

写真のようにTN4A を机上に立てて、その上にデフューザーを「ちょん」と載せておけば使えなくもないのですが、、、違う。何かが違う。
そんな物を求めていたわけではない。

実用上は耐熱のテープでぐるぐる巻きにしてしまうのもありだが、それも違う。
懐中電灯として、ランタンとして状況に合わせて使えるからこそ意味があるんだ!

というわけで何とかTN4A デフューザー(AOD-M)を付け外し可能にしてみました。
同様の悩みお持ちの方にお勧めです。

1:TN4Aにピッタリはまる「なにか」を家の中から見つけ出す。
2:必要に応じて加工する
3:多少の不具合には目をつぶる


私が発見したベストな組み合わせは、市販のヘアスプレー(uno ハードムース)のキャップ。なんかいいのないかなぁ、と思いながら朝歯を磨いて、顔を洗って、髪の毛セットしてたら。。。
あら?このヘアスプレーの握り具合が何かに似ている。なんかしっくりくる。。。試しにこのヘアスプレーのキャップをTN4Aにはめてみると。
なんとまぁ、パーフェクトなサイズ。普通あり得ないでしょ。このしっくり具合。

週末にTN4A持って島忠にでも行って流用できそうなもの探そうと思っていましたが、次の朝あっさりと解決しました。

ここで選択肢は2つ。

①ヘアスプレーのキャップの内側の表面を紙やすりでこすって光を拡散させて終わらせる。
②あくまで購入したデフューザーを活用する。

①でも良いかと思います。
ついでに言えば上部への光を横方向へ拡散させるため、円錐形の何かをキャップ上部に(尖った方を下向きに)貼り付けて光を拡散させる工夫などすれば十分でしょう。

しかし私はもう買ってしまっていたのです。無駄には出来ませんので選択肢は②しかありません。

上写真で、左からのヘアスプレー、そのキャップ、加工済みヘアスプレーのキャップ、購入したデフューザー、LEDライトです。
(加工済みキャップは下の写真の左側をご覧頂くと形がわかりやすいかと。。)

周囲2mm程度を残して中央部をくり抜きます。
手持ちのドリルで地道に円状に穴を開けて中央部を除外し、出っ張りはやすりで削り落としました。表面は裏側から擦ってあえて傷を付けて光の拡散を補助する形にしました。



かぶせると下の写真のようにTN4Aにヘアスプレーのキャップを5mmほどはめ込んでデフューザーをしっかりと固定することが出来ました。



TN4Aは入手しやすい単3電池(4本)でありながら1,000ルーメン超えの明るさなので、これ1本で懐中電灯としてもランタンとしてもメインとして使えます。

個人的には今一番のお気に入りです。
(デフューザーは無加工で使えるものを探して頂くのが楽だと思いますが、、、、)

ちなみに説明書は付属していますが、英語です。
1:普通にスイッチを押すと点灯します。
2:点灯状態から長押しするとLow/Middle/High と明るさが変化します。
3:いずれの状態からでもスイッチを2度押し(カチカチって感じ)するとターボモードで激明るくなりますが、相当発熱します。
4:消灯時にスイッチを長押しすると、ムーンモード(とっても暗いスモールライト)
つまり操作方法によって明るさは5段階に切り替えられます。
これだけ明るさの幅にデフューザーがあれば鬼に金棒です。

普段の生活でLEDライトを使うシチュエーションがなく、出番が少ないのが残念です。
日常のちょっとしたことに無理矢理LEDライトを持ち出す姿を妻は冷ややかに見ていることは知っていますが、「男のロマン」(?)などと反論せずささやかに楽しんでいます。


マインドストーム(RCX)を入手したものの

6歳の息子にねだられたレゴマインドストーム
調べてみると種類がいろいろ存在していて複雑。

(教育版と玩具版に分かれていたりするのですが、このブログではご紹介省略します)

世代で言えばメインストリームは大きく次の3つに分かれています。
1:RCX(第1世代)
2:NXT(第2世代)
3:EV3(第3世代)

例えばRCXも 1.0 / 1.5 / 2.0 と複数のバージョンが存在します。

(メインストリーム以外にも、オプション的なキットや派生的なキットも存在しますが、これもこのブログでは省略します。)

さて、誕生日プレゼントに5万以上の玩具をおねだりされた親として、何を代替案として提示するか。。。

本題の前に「世代」の話をしましたが、、、そう、「最新じゃなくてもいいじゃないか、」「新品じゃ無くてもいいじゃないか、」

というわけで安直にヤフオクで第一世代のRCXを探してみました。

結構出ています(2015年時点)。
程度やバージョンによりますが、5,000円から1万円超えるくらいの間でしょうか?

余談ですが、Amazonで探してみると2.0の中古が30,000円程度、新品が 80,000円程度で出ていたりします。買う人いるのでしょうか?(よそ様の商売にケチを付ける気はありませんが、)


私は2.0を 7,000円程度で落札。欠品ありとのこと。中古のためこれはやむなし。
RCX 2.0の外箱


欠品対策のため、1.0を 5,000円程度で追加落札。


RCX 1.0
ヤフオクで落札する場合、箱の画像をよく確認してください。説明文には書いて無いことがありますが、2.0 は箱の前面に「2.0」と明記してあります。


1.0は ヤフオクの商品説明でCPUモジュールは通電しないとのことですが、パーツを補充したかったのでCPUモジュールは使えなくても問題ないのでそのまま落札。



写真上が 1.0、下が2.0
外見上の違いは本体左下に 「RCX 1.0」「RCX 2.0」印字の違いと、、、、
よく見ると1.0は本体下にACアダプターの差し込み口があります。(2.0は電池駆動しかできませんが、ACアダプターでの使用シーンは少ないと思うので正常な進化でしょう。。)

書籍等見ると、RCXのACアダプターは対応するVや極性の自由度が高いと書いてあります。これは他の玩具のACアダプターが再利用できるよう考慮してあるためだそうです。
試しに手近なアダプターで試してみると、動作しない前提で入手したRCX1.0がちゃんと反応します。

つまり電池ケースとの接点に問題があると言うことなので、分解して緑青(銅につくカビ)を清掃したら無事使用出来る様になりました。らっきー、


最新、新品ではないけど、12,000円程度で6歳児が遊べるレベルのパーツがそろい、無事お誕生日に息子に「これでロボットが作れるよ」とプレゼントすることができました。

し、しかしいろいろな落とし穴が、、、、
これはまた後ほど、、


ちなみに第2世代のマインドストーム(NXT)も大きく2バージョンあるようです。

NXT 1.0
Amazonで 150,000円程度で販売されていました。
この値付けはもう世界観違いすぎて何も言えません。。

NXT 2.0
こちらはAmazonでは70,000程度でした。
旧バージョン(上)の方が高いのね。

差を良く理解していないのですが、パッケージを見ると「ロボット」として大きな魅力である歩行の機構がかなり違うようです。
(新バージョンではかなり省略してある?)


そして最新の第3世代のマインドストーム(EV3)は、、、

EV3

もはや何を目指しているのか、、、、
パッケージからは2,000円くらいの玩具ロボットと同程度以下の魅力しか感じられません。

歩くことはあきらめてキャタピラで前に進むのでしょうか?
マインドストーム自体は歩かせることが目的では無いので問題ないといえばそうなのですが、、、

なんだかASIMOを超えることを目指して研究していた歩行ロボットを車輪がついた台車に乗せて「ASIMOより早く移動可能」と喜んでいた本末転倒なニュースを思い出しました。

やっぱり「人型ロボット」は歩く努力をすることがロマンというものでしょう。
歩く努力を諦めたのならパッケージに「人型ロボット」を登場させなければいいのに。。

一応amazonのリンク貼っておきます。輸入版はもちっとお安く手に入る様ですがソフトウェア含め英語に抵抗がある方はサポートも含めて国内盤が無難でしょう。。





レゴマインドストーム(EV3)代替案実行プロジェクト

6歳になる子供が玩具屋で「レゴマインドストーム(EV3)」が飾ってあるのを発見。
誕生日プレゼントは絶対これが欲しいと言い出した。





実は私も興味があるので、子供をだしに購入してしまうのも手だったのだが、5万円ともなると、、、、
しかも対象年齢は10歳以上、6歳児には手に負えなかろう。その上うちの子は飽きっぽい。

「今はちゃんと使えないかもしれないけど、何年かしたらきっとうちの子もこれを活用できるようになるさ。」などという我ながら浅はかな説得ロジックは妻には通じないことは明らかである。であれば話を持ち出して家庭不和を覚悟してチャレンジをすることもあるまい。。

泣いておねだりする子供を無理矢理店から連れ出し、近くのコンビニでアイスを食べながら「あれはね、10歳以上にならないと買えないんだよ。」などと6歳児の純真な心を利用してなんとか諦めさせた。


しかし、このまま「大切な息子がせっかく興味を持った科学への興味を大人の事情で潰してしまう」ことは親として良いものだろうか?

と言うわけでレゴマインドストーム(EV3)代替案実行プロジェクトスタート