2014年10月20日月曜日

スモーカー温度を上げないための 段ボール製ダクト 「ダクト君一号」

スモークチーズは美味しいのだけど、どうしても燻製の熱で溶けてしまう。

スモーカーにスモークチップを入れた容器を入れ、下からコンロなどでネッスル構造上どうしてもスモーカー内の温度が上がってしまう。

温度を下げようと蓋を空けると当然スモークも逃げる。

で考えました。直接コンロで熱せず、煙だけ送り込めばいいのではないか?
早速工作。鉄板で作る事も考えたがトタンは亜鉛を使っているのでちと怖い。ブリキは錫なので基本OKだがいずれにせよいきなり溶接(簡易でも)は難しい。というわけで安直に段ボール。

ただし今後の再現性も考えると身近な2Lペットボトルのケースあたりで加工できる範囲で。。。図面起こして何度かA4で形状確かめながら決定。



加工したものがこちら。



なんとか先日購入した燻製器にピッタリ合う形状の"ダクト"が出来ました。
こんな風に別の鍋でスモークチップを加熱、発生した煙をダクトを通して燻製器へ送り込む仕組。



これで燻製器の温度は40度弱に抑えることができるようになりました。
というわけでチーズも原型を保ちながらの燻製成功。


燻製 Before After 、美味しそうでしょ。美味しそうでしょ。美味しそうでしょ。。。。。



でも、、、調子に乗って4時間も燻製したらスモークのにおいがきつすぎて。。。


卵はすでに「苦味」の域へ。。
たくさん作ったので、どうにか美味しく食べられないかと思い藁にも掴む想いで卵をキッチンペーパーで包んで保存してみた。
するとスモークの苦味がキッチンペーパーに「染み出た」ようで思いのほか美味しく食べる事ができました。

スモークしすぎたときは保存するときにキッチンペーパーに包んで苦味を取るのはいい作戦かも。(ちょうどいい時間スモークするのが一番ですが、、)

ちなみにタコは妙な酸っぱみが、、、と思ったら、「それ酢ダコじゃない?」と家族に指摘された。そうだったかもしれない。。

2014年10月9日木曜日

燻製器買いました。燻製器「スモーカー(大)」 F-240

キャンプでのスモークの出来に納得できずに、お手軽燻製器を買ってみた
燻製器「スモーカー(大)」 F-240
購入時、Amazonで3,700円

届いてみたら意外と小さい。Amazonの写真では組み立て済みの写真だったので、もっと大きい箱で届くと思っていたら、、、たためるのね。、、、
(ちなみに本体の写真はすでに一度使った物のため少し焼けてます。あと温度計が移っていますが、これは付属していません。)



実は筒が重ねてあって、これを組み立てると


2段になります。使うときは大きく、しまうときはちっちゃく。
いいですね。

もちろん1段のみで使う事もできます。


組み立てた中はこんな感じ。しっかりとした支えで網を固定できます。下段、上段と2段設置可能。

希望を言えば上段の底側だけでなく、上段の上側にも網を設置できるといいのだけど、、、(3段という贅沢な希望ではなく、網を支える棒用の穴が空いているだけでいい。)


結構いい感じ。つくりはちゃちいけど、入門用には十分。
でもこの大きさではやっぱり温度が上がりすぎてチーズは変形。これはしかたないか。。

ためしにやってみたのは、チーズ・ちくわ・ベーコン
ベーコンはスモークしすぎた。でもジャーキーみたいでおいしい。
ちくわはまぁまぁ、
チーズはとってもおいしいけど、熱ででろでろ。。。

まぁ、一度に欲張らずに少しずつ。
今度は子供と一緒にやってみよう。



燻製器、つくりはちゃちで、洗うときに歪みそうで怖いのですが、値段からしたらやむを得ないかもしれません。
私的には結構気に入りました。(小さくたためる構造もうれしい)

さて、つぎはなにをやろうかな?



2014年10月8日水曜日

スモーク初挑戦の結果。。

結果はビミョーな感じでした。。

実際にやったのは

1:牛ヒレ
2:手羽元
3:ゆで卵
4:プロセスチーズ
5:ししゃも

ほかにもあれやこれややりたくて、食材は上記他、ちくわ、チーズケーキ(!?)、ベーコンなど買い込んだのですが、時間切れ。
というより欲張り過ぎた。。

まぁまぁおいしかった。なにより楽しかった。
でも下ごしらえの手間をかけた2:手羽元が失敗した。。煙の味しかしやしない。。。
牛ヒレはおいしかった。ゆで卵はすでに1日そばつゆにつけ込んであるので安定のおいしさ。
チーズとししゃもはキャンプ場近くで買って来てそのまま薫製。まぁ、悪くない。

総評としては最初に書いた通りビミョー。。。

おしかったらレシピ書いて終わるつもりだったのだけど、ビミューだったので
「なにが悪かったのか」について 思うところを書いてみる。

■1:ゆで卵はつけ込んであるそばつゆから取り出してそのまま燻製器の中へ入れた。
当日キャンプ場への到着が少し遅れた事もあり、燻製の準備も焦りがあった。
そんななかで一刻も早く燻製を作りたいという想いからつゆから取り出してよく拭く、乾かすという行程は全て無視。この結果つゆがぽたぽたとスモークウッドの上へも垂れた。
つまりスモークウッドの上につゆが垂れて火が何度も消えてしまった。あせった結果さらに薫製されるまでに時間を要してしまった。(火が消えている事に気づきにくい)

教訓:液に使っていた物はかならず拭いて、乾かす。できれば少し乾燥させたい。

■2:手羽元の「汗」を拭うことまで手が回らなかった。
今回3家族総勢11名。量を準備するために手羽元20本程度を下ごしらえ。
これを燻製器2個(1つは入門用の段ボールキット、一つはキャンプ用鍋の改造品)に詰め込んだ。実は牛ヒレは元値が張っているので、結構何度も熱した事によって出た「汗」を拭き取りながら作った。それに対して手羽元は数もあるし手が回らない。よって燻製されるがまま・なすがままなのであった。
その結果煙のにおいがきつく付きすぎて苦いだけになってしまった。
もう一つ推測だが、塩抜きがきつすぎたのかもしれない。味が弱すぎた(スモークがきつすぎて味が負けていたのかもしれませんが)

教訓:一度にスモークする量は「汗」を拭き取る手が回る程度の数にとどめる。

3:チーズはでろでろに。
これはある程度やむを得ない部分もあるが、燻製器内の温度が上がりすぎるとプロセスチーズだって溶けてしまう。溶けて網を通り抜けてスモークの上に一部落ちてしまっていた。

校訓:チームはできるだけ大きな燻製器(例えば段ボールで自作するとか)で熱源から距離を取る。もしくはあきらめて、溶ける事を前提にアルミホイルなりアルミ皿などの上でやる)

4:ゆで卵は薫製きつすぎて一部黒く固く。。
ゆで卵はおいしかったのだが、2時間程度燻製は長過ぎたか。。。

教訓:勘でやるにもちっと経験が必要だ。初心者は時間や温度管理は世のレシピを学ぶべき

今回の反省を活かして再チャレンジすることに決めた。

アマゾンで燻製器をポチッとした。
楽しみです。

2014年10月3日金曜日

食材、下ごしらえが必要なのね。。

正直、ちょー手軽に考えていた。スモークというものを。

なんか「スモーク =バーベキューの時」みたいなイメージないですか?
私はイコール記号でつながっていました。

でも実際やる段になって、燻製入門の本買ったり、ググったりしていると、、
やたら手が込んでるんですね、皆様。

あせりました。
だって燻製食べるまでに5日とかかかるんじゃ、準備が必要じゃん。

もし美味しかったら私がやった方法書こうと思っているのだけど、とりあえず概略だけ。

ざくっといえば
1: 食材をピックル液だのソミュール液だのにつけ込む(数日)
2:食材によっては熱を入れる
:乾燥させる(数時間)
4:スモークする(数時間)
5:熟成(1日)させる

なんとか液は
基本 食塩水+黒こしょう。あとはお好みでローリエ、ハーブなど。お酒入れるのも可

ネットで書いてくれている人のレシピは千差万別。つまり正解はないのでしょう。私も家にあるもので適当にやりました。(たべて美味しければ正解ということで)

まず食材。
どうしても食べたかったのが手羽元。あと牛ヒレにもトライしてみました。
手羽元は安売りでこれだけあって700円弱。やすいかも。
まず手羽元は水で流して水分は拭き取ります。


まずソミュール液。
人によって主張が違うが、私は15%濃度でやりました。
黒こしょう+ローリエ+バジル適当に


素材にも下味付けで黒こしょうすり込んでニンニクのスライス添えて香り付け


ソミュール液ができたらジップロックに両方入れて、あとは冷蔵庫で2日ほど保存。


ちなみに牛ヒレはすこしブロックが大きいと感じたので途中で半分にスライスして、さらに缶酎ハイを加えました。
2日目に液から取り出し良く塩抜き。
鍋の中に水をはって、手羽元と牛ヒレを別に入れて塩抜きします。
流水を使う人もいるようですが、私は時々水を替えながら2時間ほど塩抜きしました。

牛ヒレはこのまま冷蔵庫の中で乾燥へ、
手羽元はすこに煮込みます。煮込むというより60度〜70度程度の温度をキープするようです。
家のコンロでは温度が上がりすぎたので鳥のアクを豪快にすくって、お湯が少なくなってきたところで少し水を足して温度を調整しました。



あとは乾燥。牛ヒレは継続して冷蔵庫で乾燥。手羽元は冷蔵庫に入れるにはちとじゃまなので、、、


ちなみに左下の物体はゆで卵。
これは ソミュール液ではなく、そばつゆにつけ込んであります。

冷蔵庫に入らない手羽元は扇風機で強制乾燥中。


あとはこのまましばらく乾燥させて、明日BBQで燻製にして食べる!
(最後の熟成は行われずにすべて消費されることは疑いない。)



2014年10月1日水曜日

使えそうな鍋のため、食材を並べる網を加工してみた

そうだ、むかーし使っていたキャンプ用品の中にちょっと大きめの鍋があった気がする。捨てていなければ、、

ちょっと探したら見つかった。
よし、一つ問題クリア。ちょっと 薫製器としては小さいけどしょうがない。がまんしたるか。。

熱源は?
BBQは富士PCIA、キャンプサイトにBBQグリルがある。最悪この上に置いちゃおう。温度管理? まぁ、かたいこと言わずに。
BBQスペースが手狭になるなら2バーナーのBBQグリルをレンタルできるみたいなので、これでいいか。

その後、家中あちこちさがしたら昔のキャンプ用品がざっくざく、こんなにあったのね。

MSRのガソリンバーナーとか出て来た。 これは火力あるけど、熱量の調整がほぼできないので薫製には向かないかな?
Camping Gasのバーナーもあったけど、これ用のタンクはあまり出回っていないのね。EPI Gas用のタンクばかりで、、
以前電熱器もあったけど、これは確か捨てたはず。

話はずれたけど、まぁ、熱源は工夫すればなんとかなるかな?

熱源問題も一応クリアということにしておこう。

次はスモークする食材を鍋の中に並べる網問題。
丸鍋(内径22センチくらい?)にきれいに収まる網なんて都合 良く100均で見つからなかった。

あきらめて100均で長方形のBBQ網を購入(写真右下)。これの外枠を一度ばらして自立足付き丸網に改造(写真右上)。



左の丸鍋にちょうど入る大きさになりました。
左上の天ぷら網はちょっと加工したら大きさがピッタリ。こちらは薫製のつり下げ用に使用予定。
果たして200円の出費のスモーカーはちゃんと使えるのだろうか?ちょっとドキドキ。

改めて見てみると網の位置が少し低すぎるきがするが、これは現地でなんとかしよう。

網問題もクリアで、オールクリアと思っていたら、、



なんとしてでも購入してしまったスモークチップを活用したいのだが、、

し、知らなかったんですよ、
スモークチップとスモークウッドの使い分け、単に高い安いで決めちゃいけないのね。


スモークウッドは固形化してあって、バーナーなどで一辺に火をつけると自律的に少しずつ燃えていくので他に熱源がいらないんですね。
それに対してスモークチップはバーナーや電熱器などで常に熱を加えることが必要。

それを早く言ってよ。。。(調べてから買えと言われるのは わかっているが、、)


それに基本的にスモークチップに熱を加えるということは燃えやすい段ボールに移りやすいということ。

つまりスモークチップは段ボール薫製器には不向きということか。。
やっちまった。

ここで選択肢。

1:購入済みのスモークチップをあきらめて、スモークウッドを買い直す
2:なにがなんでもスモークチップを活用する道を探す

2を選んじゃいました。
なぜって、せっかく買ったスモークチップがもったいないから。(これが後々苦労の元となる)

段ボールが駄目なら鍋を使おう。できるだけ大きいやつ。
ググると中華鍋を利用する人もいるようだが、ニトリとか100円ショップで見たものの、どう考えてもスモークウッドを買い直した方が遥かに安い。

「もったいない」という安直な理由で2を選んだ以上、スモークウッドを上回る出費は言語道断。

使い方は鍋の底に(アルミホイルなどを敷いて)スモークチップを置いて、鍋の下から熱源であぶる感じ。こ、これはいわゆる「空焚き」と何が違うのか?

この使い方は鍋を痛めそうだ。
家にある鍋を使うなんて切り出したら奥さんに刺されかねない。

ぐぐ、、早くも詰みか。。

とりあえずキャンプ用品店に行ってみる。

スモークの知識なんて皆無のおっちゃん、一人でキャンプ用品店に行ってみた。

何が必要なのか、よくわからんが昔「段ボールのスモークキット」なるものを見た記憶がある、たしか東急ハンズで見た。
東急ハンズに行ってみたがそれらしい売り場はなかったので、キャンプ用品店にならあると踏んだ(だれでも想像付くが)。

行ったところは新宿のSRC。大久保病院のすぐ横のビルに入っている。

子供(幼稚園児)をつれて行ったのだが、こどもはキャンプ用品店に広げてあるテントに大興奮。

「ぱぱ、ぼくここに入っていていい?」
いいとも、いいとも、ずっと入っていてくれ。そうすればパパ自由に店の中見て回れるから。

と、自由に店の中歩き回っていると、ありました。記憶通りのものが。

1400円弱で段ボールの薫製器やら、スモークウッドやら網やらなんやかんやがワンセットになっている。

これなら買い忘れなく安心。

まてよ、キャンプに行くのは3家族。子供入れて総勢11名だ。いくらメインはBBQとはいえ、一度にスモークできる量があまりにも限られているのでは?

そういうわけで、その段ボールキットをお手本に、家にある段ボールを使ってスモークができそうな物を買い物かごに入れていく。

ちなみに段ボールキットには温度計は付いていない。温度計ブッさす穴はあるが、「別売り」と書いてある。

というわけで温度計は追加購入。
ほかに、糸・つり下げフック・スモークチップ(「さくら」と「くるみ」)
スモークチップはスモークウッド(固形化してあるもの)と迷ったのだけど、チップの方が安いという理由だけで選択。


これで3家族分のスモークは確保できるはずだ!

などとこのときは何も知らない素人は思っていたのだが、そんな甘くないのね。。

何も知らないおっちゃんBBQでスモークする。の巻き

むかしの友人と飲んでいたら、「3家族でキャンプにでも行こう」という話になった。
昔からスモークでおつまみ作りながら食べたいなぁと思っていたので早速提案。

提案はすんなり通った物の、知らなかった。結構準備大変なのね。

そもそも私はBBQ当日に食材スーパーで買って、そのまま煙で燻せばOKだと思っていたのだけど、、、

ピックル液だのソミュール液だのにつけ込んで(数日)、乾燥させて(数時間)、薫製にして(数時間)、熟成(1日)させるのね。
甘く見ていた。。。

しかし下準備はやむなしとしても、薫製のあと1日熟成だなんて実はBBQでその場で食べるのに適しているわけではないのね。(でも食べちゃうけど)

ま、知らなかった物はしかたがない。準備しますか。

そういうわけで、「何も知らないおっちゃんBBQでスモークする」の巻き